2019年9月19日
こんにちは。プラネットMCスクールです。
前回のブログでは、花嫁の和装に関する基礎知識をご紹介しました。今回は、新郎の和装について解説します。
和装の結婚式を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚式で新郎が身に着けるのは、「紋付き羽織袴(もんつきはおりはかま)」という和服です。
家紋が付いた長着に袴をはき、同じく家紋付きの羽織を羽織ります。
また、紋付き羽織袴にはいくつかの種類があります。
黒五つ紋付き羽織袴
紋付き羽織袴の中でも最も格式が高く、一般的に結婚式で着られるのが「黒五つ紋付き羽織袴」です。
羽織と長着は黒で、5ヶ所(背中、両胸、両袖の後側)に家紋が入っています。
袴は、仙台平と呼ばれる縞模様の絹織物が用いられます。小物はすべて白一色です。
色紋付き羽織袴
黒五つ紋付き羽織袴よりも格が下がった、略礼装にあたるものです。
色は白や紺、グレー、茶色、紫などさまざま。羽織から長着、袴、小物まで、幅広い色をコーディネートすることができます。
家紋の数は3つか1つが一般的。三つ紋は背中と両袖の後側、一つ紋は背中だけに家紋が入ります。
紋付き羽織袴には本来自分の家の家紋を入れますが、レンタルの場合は誰でも使用できる「通紋」が入っているのが一般的。
もちろん、そのまま婚礼に臨むことができます。
「レンタルだけど自分の家の家紋にこだわりたい」という場合には、「家紋シール」や「貼り紋」と呼ばれる、貼るタイプの家紋を使うことも可能です。
新郎が結婚式で着るのは、「黒五つ紋付き羽織袴」または「色紋付き羽織袴」です。
どちらを選ぶかは、花嫁の衣裳と格によって決まります。
花嫁が格式の高い白無垢や色打掛、黒引き振袖、大振袖を着る場合は、新郎も正礼装である「黒五つ紋付き袴羽織」を着ます。
花嫁が新和装(洋風テイストを取り入れた着物)などのカジュアルな衣装を着る場合は、「色紋付き羽織袴」を合わせると良いでしょう。カジュアルな雰囲気の披露宴やお色直しで着られる場合が多いです。
いかがでしたか。今回は新郎の和装の種類や選び方について解説しました。
新郎が結婚式で着る和装は、「黒五つ紋付き羽織袴」と「色紋付き羽織袴」の2種類です。
和装の結婚式では、新郎新婦の衣装の「格」を合わせることが大切。
自分の好みだけでは決められないので、どんな衣装にするのか、2人でよく話し合って決めてくださいね。
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